雨漏りがする桟葺き屋根と隠し雨樋を修復するリフォーム
湖西市 平成29年10月
湖西市のお宅で(当社でのリフォーム10回以上)、「同じ敷地内にある別宅で広縁の窓の上から雨漏りがするのでみてほしい」とのお電話をいただいたので、調査にお伺いしました。
調べた結果、雨漏りする所の上に屋根(昔のかわら棒葺きあるいは桟葺き、しかも大きなベランダが乗っている)の隠し雨樋(板金の造り付け)があり、水上が屋根板金との段差が1cmもないくらいなので、大雨の時にそこからオーバーフローして屋内に浸入しているのではないか、との疑いがでました。
屋根の板金も古くて傷んでいるし、どっちみち樋を取り替えるのに板金をめくらないとけないので、どうせならと屋根も葺き替えることにして、桟葺き屋根と隠し雨樋の修復リフォームをすることにしました。
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リフォーム前の造り付けの雨樋と板金の屋根。ここが水上で屋根との段差が1cm程度しかありませんでした。ここが一番あやしいと目星をつけました。
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屋根の板金をめくると、思った通り雨水が侵入していて下地が腐っていました。
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樋の板金もめくります。こっちの下地は大丈夫でした。
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腐っていた所の下地材を撤去しました。垂木は大丈夫でした。今度はこちら側にも雨水の落とし口を作ります。
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野地板として耐水合板を張ります。
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防水シートを既存のシートの下に差し込んで、かわら棒という屋根板金の下地を打ちます。
リフォーム後の雨樋と屋根。新しく付けた落とし口がチラッと見えています。水滴が付いているのは散水試験をやったからです。
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リフォーム前の屋根と造り付けの雨樋。大きなベランダが乗っています。
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屋根の板金のアップ写真。錆のひどい所がありました。
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雨樋の板金を撤去するために、屋根の板金をめっくています。今までは雨水は手前にしか流れていませんでした。
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上でご紹介した所が一番奥。傷んでいた他の下地も取り替え、雨樋の高さ調整の下地材を入れました。このあと、めくった屋根の板金を元に戻します。
リフォーム後の屋根と雨樋。ベランダの下は、床板を外して、ベランダ本体を浮かして新しい板金を奥まで差し込んでいます。
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リフォーム前の、上でご紹介した所の反対側の落とし口のある雨樋と屋根。
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リフォーム中の雨樋の板金をめくったところ。
リフォーム後の新しい水の落とし口が付いた雨樋と屋根。
今度の樋は、真ん中から両側に勾配を付けて水の落とし口を設けたので、オーバーフローの心配がなくなり雨漏りも止まりました。
このような桟葺き屋根や隠し雨樋の修復リフォームも、リフォーム経験豊富な優れた腕の社員の大工や職人スタッフが揃っている、浜松市のリフォーム専門の工務店「優建築工房」なら、施工実績が豊富なため安心してお任せいただけます。お気軽にお問い合わせください。
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