その1 屋根の軽量化リフォーム
浜松市西区のお宅で(当社でのリフォーム5回目)、「生涯この家で暮らすことに決めたので、ついては快適で安心・安全な生活が送れるように大々的にリフォームしたい」とのご相談があり、打ち合わせの結果、増築を兼ねて「耐震性の向上と生活のしやすさ」を重点にしたリノベーション・大規模リフォームをすることになりました。
まず最初に、屋根を軽くして耐震性の向上を図る、屋根の軽量化のリフォームをしました。軽い屋根材としては「カラーベスト」「金属屋根」などたくさんの種類がありますが、それぞれ一長一短があり、総合的な評価が最も高いのが ケイミューの「ルーガ」 なのです。
私が思うには多分、今の所「ルーガ」が日本で一番ベストな(重さ・強度・施工方法・耐久性・見た目など)屋根材ではないかと思います。今回はその「ルーガ」への葺き替えを詳しくご紹介いたします。
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葺き替えリフォーム前の日本瓦の屋根。日本の一般的な屋根で、別に悪い所はどこにもありませんが、ただただ重たい!
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瓦を一枚づつめくっていきます。今更ながら、日本瓦って、ただ屋根の上に置いてあるだけなんですよね。強風や地震で飛んだりずれたりするはずです。
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重たい瓦の下に、このように更に大量の土が乗っています。これでは重たい訳ですね。
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その土を撤去すると防水用の杉の木の表皮が表れました。
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それも撤去して、野地板を現わしにします。
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野地板の上に12mm厚の構造用合板を張っていきます。これで横揺れへの耐震性が向上します。
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防水層となるアスファルトルーフィングを張ります。雨の心配もここまで出来れば、とりあえずは一安心です。
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さらに、「ルーガ」を引っ掛ける横桟を打ちます。棟には棟桟を受ける金物を取り付けています。
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「ルーガ」を荷揚げしました。瓦2枚分で1枚となっています。1枚づつすべて釘で止めていきます。
葺き替えリフォーム後の「ルーガ」の屋根。こちらは「鉄平」というシリーズの「ルーガ」でして、昨年末に発売された新色のストーン・シルバーです。
「鉄平」は洋風の瓦ですが、和風の「雅」という製品もありますので、好みに合わせて選ぶことができます。
施工前と施工後の屋根の重量を比較して見ます。
施工前 <日本瓦葺き> 約38坪 231.2kg/坪 全重量 約8,786kg
施工後 <ルーガ葺き> 約38坪 70 kg/坪 全重量 約2,660kg
いかがでしょうか。なんと6,000kg(6t)も軽くなって3分の1以下の重さになりました。頭の上から6トンもいなくなったかと思うと、なんかすっきりしますよね。
あちこちの大地震で壊れた家をみてみると、日本瓦屋根の家が圧倒的に多いんです。安全・安心のために一考されてみてはいかがでしょうか。
このような重い日本瓦を軽い屋根材に葺き替える屋根のリフォームも、リフォーム経験豊富な優れた腕の社員の大工や職人スタッフが揃っている、浜松市のリフォーム専門の工務店「優建築工房」なら、施工実績が豊富なため安心してお任せいただけます。お気軽にお問い合わせください。
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